回生充電が可能な通勤電動アシスト自転車 ブリヂストンサイクル TB1eを徹底解説

モーターとバッテリーの力により、従来の人力自転車より坂道を楽に走ることができる電動アシスト自転車。日本では、ヤマハ発動機、パナソニックサイクルテック、ブリヂストンサイクルの3つのブランドが有名で、鎬を削っています。その中でもブリヂストンサイクルのTB1eは通勤・通学向けの電動アシスト自転車として人気です。

 

TB1eは、ブリヂストンサイクルの通勤・通学向けクロスバイク「TB1e」の電動アシスト自転車版。スポーツ自転車風のスタイリングを採用しつつ、実用性も重視しており、近年流行しているE-bikeよりも低価格で購入できることで知られています。

ブリヂストンサイクル TB1eの特徴

ブリヂストンサイクル TB1eの特徴は、実用性と回生充電でしょう。近年流行のE-Bike(電動アシストスポーツ自転車)は、サイクリングを楽しむために作られているため、実用性が低いという欠点があります。

TB1eは、通勤や通学、街乗りを重視しているため、水溜りを走行しても汚れにくい泥除けな、チェーン油で裾が汚れるのを防ぐチェーンケース、夜間走行で必要なヘッドライト、駐輪で必要なスタンドやリング錠を標準装備しているので、購入して直ぐに、街乗りや自転車通勤や通学ができます。

そして、一番の注目の機能が走りながら自動で充電を行う回生充電です。ブリヂストンサイクルは、一部の電動アシスト自転車に自社製のドライブユニット「BSデュアルドライブ」を採用しています。BSデュアルドライブは、前輪にモーターを搭載した前輪駆動方式が特徴のドライブユニット。一番の売りである回生充電は、ブレーキをかけた時、下り坂でペダルを漕がないで走行する時、ペダルを停止した時に回生充電が作動します。

TB1eの車体重量は22.4キロ。一般的なクロスバイクタイプのE-Bikeの車体重量は18キロから20キロのモデルが多く、TB1eの車体重量22.4キロは重めです。

TB1eの乗り心地は普通です。車体やフロントフォークにはサスペンションが装備されていないため、衝撃を吸収する部分はありません。ただ、装着されている27×1-3/8インチタイヤは、ママチャリやシティサイクルに使われているタイヤと同じサイズなので、乗り心地や耐パンク性能は、ママチャリと同じ性能となっています。

ブリヂストンサイクル TB1eは前1段、後ろ7段の外装7段変速ギアを搭載。アシストモードは3段階のアシストモードがあります。

走るときは7段ギアを細かく切り替えて走行する必要があります。日本の法律ではアシスト比は人力に対して最大2倍ですが、モーターパワーには限界があり、単純に重いギアに入れて発進しても勢いよく走りません。また、頻繁に重いギアに入れた状態で発進すると、モーターのパワーを沢山使うことになり、電池の消耗が激しくなります。発進するときは軽いギアで発進し、軽やかに漕ぎつつ場所によって重いギアを入れたり軽いギアを入れたりしながら走りましょう。

TB1eに使われている外装変速機は複数のギアが車体から出ているタイプ。このタイプはクロスバイクなど多くのスポーツ自転車で使われています。変速を行う際は、足に力を入れず、ペダルを漕ぐと変速がしやすいのが特徴です。また、足を漕がないままで変速することはできません。電動アシスト自転車の場合、モーターアシストで力が増幅されるため、変速に失敗するとギアやチェーンにダメージを与えるため、丁寧に扱いましょう。

アシストモードに関しては、弱いアシストモードはできるだけバッテリーの消耗を抑えて走行したい時に向いています。強いアシストモードはバッテリーの消耗が多くても、楽に走りたい時や坂道でスピードを出してみたい時に向いています。アシストに関しては、発進時のトルクを重視しており、楽を重視しています。

バッテリーの容量は36V、9.9Ah 361Wh。アシスト航続距離は最大130キロメートル。航続距離の数字は測定は業界団体で定められた基準に則って計測されており、アップダウンがある道を最大で時速15キロで走行する測定方法を使用しています。日本の法律では速度が速いほどアシスト比率が少なくなり、時速24キロに達するとアシストは無くなります。サイクリングロードのような平坦な道で時速20キロ以上出して走る場合はアシスト航続距離は伸び、峠道など長く続く急坂を走るとアシスト航続距離は減ります。

ブリヂストンサイクル TB1eと一般的なE-Bikeとの違いは?

ブリヂストンサイクル TB1eとよく比較されるのが、最近流行している電動アシストスポーツ自転車「E-Bike」でしょう。これらのTB1eのような電動アシスト自転車と電動アシストスポーツ自転車「E-Bike」は、ジャンルが違う電動アシスト自転車です。

E-Bikeは、ママチャリタイプの電動アシスト自転車と比較して、パワーを重視したモーターを搭載。車体重量もTB1eよりも軽いモデルが多く軽快に走ることができるため、気持ちよいサイクリングが楽しめます。また、バッテリーのサイズや充電器のサイズが小さいため、旅の途中で電池を充電することも簡単にできます。一方で、泥除けやかごが無いため通勤、通学、街中では不便で、価格も高いです。

一方で、街乗りスポーツタイプの電動アシスト自転車のTB1eは、デザインはスポーツ自転車やE-Bikeに似ていますが、通勤、通学、街乗りに特化しています。水溜まりに遭遇しても服が汚れにくい泥除けや、チェーン油がズボンの裾につかないチェーンケースなど、ママチャリ譲りの装備が最初から搭載されているため、購入して直ぐに通勤、通学、街乗りを行うことができます。

ブリヂストンサイクル TB1eと人力クロスバイクとの違いは?

CycleTrip BASEでは、GIANT EscapeR3など本格的な有名ブランドのクロスバイクを借りることができます。ここで気になるのがTB1eとGIANT Escape R3などの人力クロスバイクの違いです。

ブリヂストンサイクル TB1eと、これら人力クロスバイクは軽さと加速性能の2つが大きく違います。軽さに関しては、人力クロスバイクの方が軽量です。例えば、GIANT Escape R3は10.8キロと非常に軽く、女性でも簡単に持ち上げることができます。一方でブリヂストンサイクル TB1eは、車体の素材にアルミを採用していても、モーターとバッテリーが重いため重量が重くなります。

E-Bikeはどうしても重いため、アシスト比が少ない時速22キロ以上や、アシストが切れる時速24キロ以上で平地を淡々と走るのならGIANT Escape R3のようなクロスバイクが良いです。

街乗りやアップダウンが多い道はブリヂストンサイクル TB1eが有利です。街乗りは、停車・発進を行う場面が多い場所でも、アシストを使って楽に走ることができ、クロスバイクよりもストレスが無く走行できます。アップダウンが多い道でも、モーターパワーによるアシストで軽快に走ることができるため、アシストが切れなければ初心者でも楽しく走ることが可能です。

また、TB1eは、水溜りを走行しても服が汚れにくい泥除け、チェーン油で裾が汚れるのを防ぐチェーンケース、夜間走行で必要なヘッドライト、駐輪で必要なスタンドやリング錠を標準装備しています。一般的な人力クロスバイクでは、このような装備は、クロスバイクには装備されておらず後から購入する必要がありますが、TB1eは最初から標準装備されています。

ブリヂストンサイクル TB1eのお勧めの使い方

ブリヂストンサイクル TB1eのお勧めの使い方は通勤や通学、街乗りでしょう。TB1eは通勤や街乗り向けのクロスバイク「TB1e」をベースにした電動アシスト自転車のため、通勤や街乗りは得意分野です。泥除けやサイドスタンド、リング錠などが最初から装備されているため、ストレスなく走れます。

TB1eは街乗り重視の電動アシスト自転車ですが、サイクリングも可能です。東京23区には、利根川サイクリングロード、多摩川サイクリングロード、江戸川サイクリングロードと、河川敷を活用したサイクリングロードが用意されています。このような河川敷サイクリングロードはアップダウンが少ないため、初心者向けお勧めコースで知られています。TB1eは車体が重く、アシストのパワーはE-Bikeより少ないため、軽快に走るによりは、ゆったりと走るのをお勧めします。

河川敷サイクリングロード以外で注目の場所が、東京・両国駅から千葉県のサイクルスポットに行くサイクルトレイン「B.B.BASE」です。B.B.BASEでは、初心者向けエリアから上級者向けエリアまで、様々なサイクリングルートがあり、その中にはアップダウンが多いサイクリングルートもあります。

アップダウンが多いエリアをTB1eで走る場合、注意したいのがバッテリーの容量。長い上り坂を走ると電動アシスト自転車はバッテリーの消費が大きくなります。ブリヂストンサイクル TB1eの361Whバッテリーの場合、アップダウンが多い普通の道を走る分には問題ありませんが、獲得標高700メートル以上の長い峠道を走るのは容量の関係で不向き。バッテリーは簡単に外すことができますが、充電器はやや大きいので、充電器を持っていき旅先で充電を行うような使い方は不向きです。

ロードバイクなどの人力スポーツ自転車で行うロングライドは、TB1eの場合、充電器が大きく、ロングライド途中で充電を行うのが難しいため、厳しいでしょう。

ブリヂストンサイクルTB1eのアシスト可能な航続距離は最大130キロメートルですが、日本の法律では速度が速いほどアシスト比率が少なくなり、時速24キロに達するとアシストは無くなります。サイクリングロードのような平坦な道で時速20キロ以上出して走る場合はアシスト航続距離は伸び、峠道など長く続く急坂を走るとアシスト航続距離は少なくなります。また

ロングライドを行う場合は、平坦な場所はアシストが弱いモードで走り、バッテリーの消耗を抑えて走行するのをお勧めします。

東京都内サイクリングでも異色なのが、離島サイクリングです。浜松町の竹芝桟橋から出港している東海汽船を使うと、伊豆大島、三宅島、八丈島など東京の離島に行くことができます。初心者がブリヂストンサイクル TB1eで離島サイクリングを行う場合に注意したいのが、アップダウンが多いため、バッテリーの消耗が激しいこと。また、これらの島を行き来する船は、運行本数が少ないため、時間に余裕を持ってサイクリングを行いましょう。

バッテリー容量に関しては、アップダウンが多い離島では、ブリヂストンサイクル TB1eのバッテリー容量は離島を1周するには容量はギリギリ。離島サイクリングを楽しむ場合は、充電器を持っていきましょう。

CycleTrip BASEでBESV JF1をレンタルする場合に必要な料金

東京23区、秋葉原エリアでレンタサイクルを展開しているCycleTrip BASEではBESV PSA1のレンタルを行なっています。料金は1日6000円、1週間で1万6000円、1ヶ月で1万8000円です。

オプションの補償には、車両補償、盗難補償、ロードサービスの3つの有料サービスを用意しています。

車両補償は、接触事故など警察から事故証明を貰う事故が発生した時、万が一車両を損傷してしまった場合に補償されます。加入会費はレンタル料金の20パーセントで、BESV PSA1の場合、1日料金の場合は1200円、1週間料金の場合は3200円、1ヶ月料金の場合は3600円です。

盗難補償は、万が一レンタルした車両が盗難された場合に補償されます。加入会費はレンタル料金の10パーセントで、BESV JF1の場合、1日料金の場合は600円、1週間料金の場合は1600円、1ヶ月料金の場合は1800円です。

ロードサービスは、メカトラブルなどで走行不能になった場合や、チェーン切れで走行不能になってしまうなどのトラブルで利用できる搬送サービス。加入会費は1ヵ月まで2000円です。

レンタルオプションでは、万が一の頭を守るためのヘルメット、荷物を載せることができるリアキャリア、ビンディングシューズを持っている人なら有効活用できるSPD、ペットボトル飲料を車体に装着するためのボトルケージをオプションで用意しています。料金はヘルメットは1週間で500円、リアキャリアが2000円、SPDペダルが1000円、ボトルケージが500円です。

CycleTrip BASEのレンタサイクルは店舗だけでなく、有料で宅配サービスを実施しています。宅配可能エリアは東京都では台東区、墨田区、荒川区、千代田区、文京区、中央区、足立区、葛飾区、江東区、港区、江戸川区、北区、目黒区、品川区、豊島区、板橋区、練馬区、新宿区、中野区、世田谷区、大田区、渋谷区、杉並区、三鷹市、武蔵野市、調布市。千葉県では、松戸市、市川市、船橋市、千葉市、柏市の一部エリア。埼玉県では、草加市、川口市の一部エリア。神奈川県では川崎市、横浜市の一部エリアで、宅配サービスを行っています。料金は片道料金で最低2000円からです。

料金の支払いは、VISA,MASTER,DINNERS,AMEX,JCBの各種クレジットカード、交通系ICカード、QRコードでの支払いに対応しています。デビットカードを含む現金での支払いの場合、一般のレンタルではレンタル料金にプラス1000円が、長期レンタルではレンタル料金にプラス2000円が必要となります。長期レンタルの場合、50000円のデポジット(保証金)が必要で、返却時に車体に故障などがない場合など、車体に異常がなく返却された場合はデポジットは全額返金を行います。また、保険証にて勤務先や、学生証を確認した場合はデポジットは不要になります。

通勤、通学、街乗りからサイクリングまで楽しめるブリヂストンサイクル TB1eをCycleTrip BASEで乗ってみては如何でしょうか。

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