ブリヂストンTB1eとパナソニックJETTER 【比較インプレ】

電動アシスト自転車には、日々の街乗りなどに使うファミリーサイクルタイプや、通勤、通学向けのシティサイクルタイプ、業務用タイプ、スポーツタイプのE-Bikeなど、様々な種類があります。

その中でも、スポーティな見た目とお手頃価格で購入できるのが、スポーツタイプの電動アシスト自転車。買い物用自転車に使われているモーターを使い、スポーツサイクルのデザインを採用したフレームを採用し、デザイン性と低価格を実現しました。このタイプは、日本国内ブランドの物が多く、ブリヂストンサイクルやパナソニック、ヤマハといった国内三大メーカーも参入しています。

今回紹介するのは、ブリヂストンサイクルのTB1eと、パナソニックのジェッターの2車種。

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ブリヂストンサイクルのTB1eは、通勤・通学向け自転車「TB1」をベースにした電動アシスト自転車。モーターは前輪に装備されたブリヂストンサイクル独自の「BSデュアルドライブ」を搭載し、走っている間にモーターが発動して自動で充電される「走りながら自動充電」機能を搭載しています。価格は12万9800円(税抜)です。

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一方で、パナソニックのジェッターは、長年に渡りクロスバイクタイプの電動アシスト自転車として親しまれているモデル。2020年7月にモデルチェンジを行いました。価格は16万5000円(税込)です。今回はTB1eとジェッターの2車種の比較や違いについて解説します。

外観の違い

外観は同じクロスバイクタイプの電動アシスト自転車ですが大きく違います。TB1eは、バッテリーを車体中央部に装着しているため、一般的な電動アシスト自転車に似たデザインなのに対して、ジェッターは流行のE-Bikeのように、ダウンチューブにバッテリーを搭載して、このタイプの電動アシスト自転車にしてはスッキリとした見た目を実現しました。

ブリヂストン TB1e
パナソニック JETTER

ハンドルに装着されているスイッチは、TB1eはシンプルなデザインを採用。ジェッターは、造形を本格的なE-Bikeを意識した形状で、大型液晶ディスプレイを装備しています。

ライトは、両車とも標準装備。TB1 e独自の装備では、前後フェンダーやサークルロックを搭載しており、普段使いではTB1eのほうが有利でしょう。

オプションの違い

TB1eのオプションは前後キャリア、前カゴを用意しており、通勤、通学用途をより便利にする機能を装備しています。

ジェッターは、前後泥除け、前後キャリアを用意しています。他にも通勤、通学で便利な前カゴや、サイクリングで便利なバニアバッグも用意。珍しいのは、バッテリーに装着してスマートフォンなどを充電できるUSB出力アダプターを用意し、ロングライドやキャンプツーリングなども最適でしょう。

実際の走行感覚

今回、TB1eとジェッターの2車種を実際に乗り比べることができました。コースは平地が殆どで、TB1eのバッテリーは満充電のため、回生充電機能が働かない状態で実施しました。

発進時のアシストは前輪モータータイプのTB1eは、モーターの回転で進むのに対して、チェーンをギアで介してアシストするジェッターは、トルクでグイグイ進む違いがあります。

一番違うのはカーブを曲がる時の感覚です。前輪にモーターがあるTB1eは、直進時の安定性が高い一方でカーブを曲がる時は少し重いと感じることがあります。一方で、ジェッターはモーターが車体中心部に搭載されているため、カーブを曲がる時も自然に曲がりやすいのが特徴です。

タイヤは、TB1eは27×1-3/8というシティサイクルで使われているサイズ。ジェッターは700×38Cで、スポーツサイクルで使われている700Cで、シティサイクル並みのタイヤの幅です。タイヤ幅はTB1eもジェッターもほぼ同じ幅で、舗装路での乗り心地、段差の通過には特に問題はありません。

それぞれのタイヤサイズの利点は、TB1eは一般的なシティサイクルと同じ規格を採用しているので、ホームセンターなど様々な店でタイヤやチューブが用意されており、とっさの時の修理が可能なこと。ジェッターはスポーツサイクルで使われている700Cサイズのため、様々なタイヤを選ぶことができます。

・通勤重視のTB1e、サイクリング重視のジェッター

TB1eとジェッターは同じクロスバイクタイプの電動アシスト自転車で価格もそれほど違わないため、気になる人も多いでしょう。

TB1eは、通勤通学向けクロスバイクTB1の電動アシスト自転車版だけあって、最初から泥除けやサークルロックを装備しており、オプションパーツを購入せずとも自転車通勤ができます。また、走りながら充電できる回生充電機能により、バッテリーの充電回数が少なくすることができます。また、価格が12万9800円と低価格なのも魅力的でしょう。

一方でジェッターは、標準仕様では、泥除けが無いシンプルな仕様のためサイクリング向けの構成となっていますが、泥除けなどはあとから装着でき、バニアバッグや充電アダプターも用意されているので、通勤通学からロングライドまで楽しめます。

今回紹介したTB1eとジェッターは、神奈川県で中古電動アシスト自転車を販売している「e-CHARIty(イーチャリティ)」さんが、シェアを実施しています。ちょっとした試乗では試せない、長い時間の試乗を行うことができるので、借りてサイクリングを行うだけでなく、購入時の比較で試してみてはいかがでしょうか。

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