E-Bikeで電気切れを起こさずに長い距離を走る方法まとめ

E-Bikeで乗っているときに気になるのが、電池の消耗。E-Bikeのカタログでは、一充電あたりの航続距離が公開されているため、この数字を参考にするのが一般的。しかし、この数字はあくまでも参考値。そこで、今回は様々な電動アシスト自転車やE-Bikeに乗り、実際にE-Bikeを購入した経験から、E-Bikeでバッテリーを消耗しない走り方を紹介します。

E-Bikeの航続距離が伸びる方法、減る方法一覧

あまり言われていないことの1つに、日本のE-Bikeは、高速で走行したほうがバッテリーは消耗しません。自動車やオートバイでは、スピードを出さずにゆっくり走るのがエコドライブだと言われています。しかし、日本の電動アシスト自転車やE-Bikeに関しては、スピードを出せば出すほど、バッテリーの消耗が抑えられて、実質的にエコドライブになってしまいます。なぜ、低速走行よりも高速走行でバッテリーの消耗が抑えられるのかというと、日本のアシスト規制のため。

日本のアシスト規制は、時速10キロまでのアシスト力は最大2倍で、10キロ以上からはアシスト力が減退し、時速24キロでアシストが0になります。そのため、高速走行を行うと、低いアシスト力で走行するためバッテリーの消耗が抑えられます。

また、アシストの強弱で航続距離は変化します。E-Bikeは車種にもよりますが、アシストの強弱をスイッチひとつで変えることができます。アシストが弱いモードの場合、バッテリーの消耗を抑えることができる一方で、脚力の消耗はおおきくなります。逆に、アシストが強いモードの場合、バッテリーの消耗は激しくなりますが、脚力の消耗は抑えることが可能です。

荷物を沢山積むとバッテリーの消耗は大きくなります。自動車だと、1人乗りや荷物の積載量が少ないと、発進時に余分な力を必要としないため燃費が向上します。これは、E-Bikeでも同じで、荷物を沢山積んだ状態で走ると、バッテリーの消耗が大きくなり航続距離が減少します。重量によるバッテリーの消耗は車種にもよりますが、5キロほど余分に荷物を搭載すると3パーセントほど、航続距離が減少します。

自動車やオートバイは走行している場所によって燃費が変わることは多くの人が知っていますが、電動アシスト自転車やE-Bikeも同じく走行している場所によって航続距離は変化します。

一番わかり易いのは坂道です。坂道は平地よりもアシストパワーを多用するため、坂道が多い場所になるとバッテリーの消耗は大きくなり航続距離は少なくなります。

また、道の斜度だけでなく、路面の状況によって航続距離は大きく変わります。例えば舗装路のように硬くて走りやすい路面だと、弱いアシストでも軽快に走ることができるため、バッテリーの消耗が少なくて済みます。その一方で、地面が柔らかい林道などの未舗装路は、舗装路と比較してアシストパワーを積極的に使うため、バッテリーの消耗が大きくなります。舗装路と未舗装路の航続距離を比較した場合、未舗装路の航続距離は、舗装路の航続距離と比較して半分以下の航続距離になることもあるのです。

ストップアンドゴーの頻度でも、航続距離は大きく変わります。E-Bikeはモーターアシストのおかげで、信号が多い街中でもラクラクと発進できます。しかし、モーターアシストは発進時に一番使うため、頻繁にストップアンドゴーを行うと航続距離が減少します。逆にストップアンドゴーが無いサイクリングロードのような場所は、航続距離が伸びる傾向にあります。

地面だけでなく、風の状況でも航続距離は変化します。人力自転車で走行しているとき、強い向かい風が吹くと空気抵抗によりスピードがどんどん落ちていきます。しかし、E-Bikeの場合、強い向かい風が吹いても、アシストパワーで風を押しのけて走ることが可能。ただし、アシストパワーで風を押しのけて走ると、無風状態よりもアシストパワーを多く使うため、航続距離は減少してしまいます。

また、あまり知られていませんが、航続距離は夏よりも冬のほうが下がる傾向にあります。これは、E-Bikeに搭載されているリチウムイオン電池の特性が、0度程度の低温環境だと電池容量が小さくなり、電池保護で一定の低温になると電力の供給を抑える制御を行っているため、寒い冬場になると航続距離は減少するのです。

E-Bikeの電池をできるだけ切らさずに走る方法とは?

ここまでで、E-Bikeの航続距離が伸びる方法、減る方法をまとめて紹介しました。E-Bikeの航続距離は、様々な条件によって左右されるのがわかりました。

まず、走る場所はサイクリングロードなど、信号が少なくてある程度スピードを出して走ることができる場所。日本のアシスト規制は時速10キロまでのアシスト力は最大2倍で、10キロ以上からはアシスト力が減退し、時速24キロでアシストが0になるため、ある程度スピードを出せば、電池の消耗を抑えながら走ることが可能です。

また、平地など、低いアシストで走れる場所はできるだけアシスト力が弱いモードで走り、バッテリーの容量を温存させながら走るのが良いでしょう。下り坂ではアシストが無い状態で走れば電池を減らさずに走ることができますが、基本的に下り坂は時速20キロ以上と比較的速いスピードで走るため、アシストを付いた状態で走行しても特に問題はありません。

アシストの力を多く使用する上り坂に関しては、できるだけバッテリーの消耗を抑えたい場合は、走る予定の道を選ぶ際、できるだけ坂道を外しておくのも良いでしょう。

坂道を上る場合、平地と同じようにアシストが弱いモードで上る方法もありますが、脚力の消耗は平地よりも大きいため、バテてしまう問題があります。そのため上り坂はバッテリーの消耗を抑えるという考えをなくして、楽に走れるようにアシストが強いモードを使うという方法を考えるのも良いでしょう。

そして、長距離ライドを行う場合、万が一、電池切れになった場合の事を考えて充電器を持っていくのも一つです。充電器を持っていく場合、田舎など人が少ないエリアにいく場合、事前に周辺情報を調べておくのも良いでしょう。

そして、万が一、電池切れが発生してしまった場合のことを考えてロードサービスに入っておくのもオススメします。自転車用ロードサービスには、パンクやチェーン切れなど自転車が故障しただけでなく、バッテリーが切れた場合でも、ロードサービスを受けられるサービスが数多くあります。電池切れでも対応できるロードサービスに加入しておきましょう。

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