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軽量E-Bike BESV JF1を徹底解説 お勧めの使い方などを紹介
- 2021/10/30
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今までの電動アシスト自転車よりもスポーティな走りを楽しめるE-Bikeが注目されています。世界中のメーカーやブランドがE-Bikeに参入していますが、その中でもスタイリッシュなデザインを売りにしていることで有名なのが台湾のE-Bike専用ブランド「BESV」です。
BESVのE-Bikeは人気のミニベロタイプのE-Bikeで有名なPSシリーズ、オフロード走行に対応したTRSシリーズなど、様々なE-Bikeを用意しています。その中でもJシリーズは一般的なスポーツ自転車に使われている700Cの大きい車輪に、軽い車体を採用したスポーツタイプ。Jシリーズには、砂利道を走ることができるグラベルロードタイプのJG1、舗装路をスポーティに走行できるロードバイクタイプのJR1、ハンドルがフラットハンドルで扱いやすく街乗り向きのJF1の3モデルがあります。その中でもJF1は、BESV Jシリーズの中でも一番安い、クロスバイクタイプの軽量E-Bikeです。
BESV JF1の特徴
BESV JF1の特徴は、デザインと車体が軽いということです。BESVといえばスタイリングにこだわっていることで有名なE-Bikeブランド。JF1もBESVらしく、スタイリッシュなデザインに仕上げていることで知られています。多くの電動アシスト自転車や低価格のE-Bikeでは、バッテリーが車体から飛び出ていますが、JF1は脱着可能な内蔵式バッテリーを採用することでスタイリッシュな外観を実現。また、バッテリーは着脱可能なため、室内で充電することができ、車体には装備されているバッテリーケースは、開閉式となっており、バッテリーを外した状態でも安心感が高いです。
また、E-Bikeの中では車体重量が軽いのも注目する部分でしょう。BESV JF1の車体重量は16.1キロとE-Bikeの中では軽量です。一般的なクロスバイクタイプのE-Bikeの車体重量は18キロから20キロのモデルが多く、BESV JF1の車体重量16キロは軽量と言えるでしょう。E-Bikeの中で、ここまで車体が軽いのはモーターをリアホイールに搭載したインホイールモーターに、軽量なバッテリーを採用することで実現しました。
JF1の乗り心地は硬めです。これは、車体やフロントフォークにサスペンションが装備されていないため、衝撃を吸収する部分が少ないため。ただ、700×35ミリのタイヤは、ロードバイクよりも太く、ママチャリよりも少し細いタイヤを装備しているので、一般的なロードバイクよりは乗り心地が良く、段差の衝撃によるパンクにも強いです。
BESV JF1には前1段、後ろ10段の外装10段変速ギアを搭載。アシストモードはアシストが2段階のアシストモードがあり、さらに漕いだ力に応じてアシストパワーが変化するスマートモードを装備しています。
アシストモードはスマートモードに入れておけば、街乗りから河川敷でのサイクリング、峠道に対応。弱いアシストモードはできるだけバッテリーの消耗を抑えて走行したい時に、強いアシストモードはバッテリーを消耗が大きい一方で、楽に走りたい人に向いています。
アシストのパワーやトルクは、オフロード走行を重視したマウンテンバイクタイプと比較すると、それほど強力ではありませんが、スムーズなアシストが特徴です。
ギアに関しては10段ギアを細かく切り替えて走行する必要があります。日本の法律ではアシスト比は人力に対して最大2倍ですが、モーターパワーには限界があり、単純に重いギアに入れて発進しても勢いよく走りません。また、頻繁に重いギアに入れた状態で発進すると、モーターのパワーを沢山使うことになり、電池の消耗が激しくなります。発進するときは軽いギアで発進し、軽やかに漕ぎつつ場所によって重いギアを入れたり軽いギアを入れたりしながら走りましょう。
BESV PSA1に使われている外装変速機は複数のギアが車体から出ているタイプ。このタイプはクロスバイクなど多くのスポーツ自転車で使われています。変速を行う際は、足に力を入れず、ペダルを漕ぐと変速がしやすいのが特徴です。また、足を漕がないままで変速することはできません。E-Bikeの場合、モーターアシストで力が増幅されるため、変速に失敗するとギアやチェーンにダメージを与えるため、丁寧に扱いましょう。
バッテリーの容量は36V、7Ah 252Wh。アシスト航続距離は最大105キロメートル。航続距離の数字は測定は業界団体で定められた基準に則って計測されており、アップダウンがある道を最大で時速15キロで走行する測定方法を使用しています。日本の法律では速度が速いほどアシスト比率が少なくなり、時速24キロに達するとアシストは無くなります。サイクリングロードのような平坦な道で時速20キロ以上出して走る場合はアシスト航続距離は伸び、峠道など長く続く急坂を走るとアシスト航続距離は減ります。
BESV JF1と一般的な電動アシスト自転車の違いは?
BESV JF1といったE-Bikeとよく比較されるのが、大手電動アシスト自転車ブランドが製造している街乗りスポーツタイプの電動アシスト自転車でしょう。ファミリーサイクル(ママチャリ)やシティサイクルタイプの電動アシスト自転車でしょう。これらのママチャリタイプの電動アシスト自転車とBESV PSA1はジャンルが違う電動アシスト自転車です。
街乗りスポーツタイプの電動アシスト自転車は、デザインはスポーツ自転車やE-Bikeに似ていますが、基本的には楽に走るのを重視したモデルです。そのため、水溜まりに遭遇しても服が汚れにくい泥除け、チェーン油がズボンの裾につきにくくなるチェーンケース、買い物した物をさっと入れることができる前カゴなど、ママチャリ譲りの装備が最初から搭載されていたり、オプションで用意していることもあります。
搭載されているモーターも、発進時の力強さを重視したトルク重視のモーターを搭載。バッテリーも体をかがまず着脱でき、さっと充電できる充電スタンドが採用されています。
このような街乗りスポーツタイプの電動アシスト自転車は、街乗りは楽ですが、サイクリングを行うにはトルク重視のモーターでパワーをあまり重視していないのと、車体重量が重いため高速走行は不向き。デザインもママチャリと比較すると野暮ったい印象があります。
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一方でBESV JF1は、ママチャリタイプの電動アシスト自転車と比較して、パワーを重視したモーターを搭載。車体重量もわずか16.1キロと軽快に走ることができるため、気持ちよいサイクリングが楽しめます。また、バッテリーのサイズや充電器のサイズが小さいため、旅の途中で電池を充電することも簡単にできます。
BESV JF1には、荷台や前かご、泥除け、鍵などの装備がないため、実用面に関しては不便な面があります。因みにCycleTripBASEでレンタルできるBESV PSA1は、駐輪時に必要なワイヤー錠、スタンドを標準装備しているため、街乗りにも対応しています。
BESV JF1と人力クロスバイクとの違いは?
CycleTrip BASEでは、GIANT EscapeR3など本格的な有名ブランドのクロスバイクを借りることができます。ここで気になるのがBESV JF1とGIANT Escape R3などのクロスバイクの違いです。
BESV JF1と、これらクロスバイクとの大きな違いは、軽さと加速性能の2つが大きく違います。軽さに関しては、やはり人力クロスバイクの方が軽いです。例えば、GIANT Escape R3は10.8キロと非常に軽く、女性でも簡単に持ち上げることができます。一方でE-Bikeは、車体の素材にアルミを採用していても、モーターとバッテリーが重いため重量が重くなります。また、BESV JF1の場合、サスペンションがなく、軽量なモーターとバッテリーを装備していても車体重量は16.1キロと重いのは否めません。ただ、JF1はE-Bikeの中でも軽量なため、アシストが切れる時速24キロ以降でもスピードが出しやすいという大きな利点もあります。
E-Bikeはどうしても重いため、アシスト比が少ない時速22キロ以上や、アシストが切れる時速24キロ以上で平地を淡々と走るのならGIANT Escape R3のようなクロスバイクが良いですが、E-Bikeでも平地を気持ちよく走りたいのなら、JF1を選ぶのも良いでしょう。
街乗りやアップダウンが多い道はBESV JF1が有利です。街乗りは、停車・発進を行う場面が多い場所でも、アシストを使って楽に走ることができ、クロスバイクよりもストレスが無く走行できます。アップダウンが多い道でも、モーターパワーによるアシストで軽快に走ることができるため、アシストが切れなければ初心者でも楽しく走ることが可能です。
BESV JF1のお勧めの使い方
BESV JF1の一番のお勧めの使い方はサイクリングでしょう。東京23区には、利根川サイクリングロード、多摩川サイクリングロード、江戸川サイクリングロードと、河川敷を活用したサイクリングロードが用意されています。このような河川敷サイクリングロードはアップダウンが少ないため、初心者にお勧めのコースとして有名です。BESV JF1はE-BIkeの中では車体が軽く、軽快に走れるため、E-Bikeの中では河川敷のサイクリングロードを軽快に楽しむことができます。
東京・両国駅から千葉県のサイクルスポットに行くB.B.BASEでは、初心者向けエリアから上級者向けエリアまで、様々なサイクリングルートがあり、その中にはアップダウンが多いサイクリングルートもあります。
アップダウンが多いエリアをBESV JF1で走る場合、注意したいのがバッテリーの容量。長い上り坂を走るとE-Bikeはバッテリーの消費が大きくなります。BESV JF1の252Whバッテリーの場合、アップダウンが多い普通の道を走る分には問題ありませんが、獲得標高700メートル以上の長い峠道を走るのは容量の関係で不向きです。BESV PSA1はバッテリーを簡単に外すことができ、充電器もコンパクトなので、余裕を持って走りたい人は充電器を持っていくのをお勧めします。また、CycleTrip BASEではBESV JF1用のバッテリーをオプションで借りることができ、バッテリーを持っていけば252Wh+252Whで合計504Whと、長い峠道を安心して走行することができます。
ロードバイクなどの人力スポーツ自転車で行うロングライドは、E-Bikeでも可能です。ロードバイクと違うのは、ハンドルが真っ直ぐのフラットハンドルを採用しているため手首に負担がかかりやすいこと。特に手首の負担に関しては、途中で休みつつ走るのをお勧めします。
BESV JF1のアシスト可能な航続距離は最大100キロメートルですが、日本の法律では速度が速いほどアシスト比率が少なくなり、時速24キロに達するとアシストは無くなります。サイクリングロードのような平坦な道で時速20キロ以上出して走る場合はアシスト航続距離は伸び、峠道など長く続く急坂を走るとアシスト航続距離は少なくなります。
BESV JF1のバッテリー容量は少ないため、ロングライドを行う場合は、平坦な場所はアシストが弱いモードで走り、バッテリーの消耗を抑えて走行したり、オプションのバッテリーをレンタルし、バッテリー2本で走るのをお勧めします。
東京都内サイクリングでも異色なのが、離島サイクリングです。浜松町の竹芝桟橋から出港している東海汽船を使うと、伊豆大島、三宅島、八丈島など東京にある離島に行くことができます。初心者がBESV JF1で離島サイクリングを行う場合に注意したいのが、離島はアップダウンが多いため、バッテリーの消耗が激しいこと。これらの島を行き来する船は、運行本数が少ないため、時間に余裕を持ってサイクリングを行いましょう。
バッテリー容量に関しては、アップダウンが多い離島では、BESV JF1のバッテリー容量は離島を回るには不足しているため、離島サイクリングを楽しむ場合は、オプションのバッテリーを借り、充電器を持っていきましょう。
CycleTrip BASEでBESV JF1をレンタルする場合に必要な料金
東京23区、秋葉原エリアでレンタサイクルを展開しているCycleTrip BASEではBESV PSA1のレンタルを行なっています。料金は1日6000円、1週間で1万9000円、1ヶ月で2万3000円です。
オプションの補償には、車両補償、盗難補償、ロードサービスの3つの有料サービスを用意しています。
車両補償は、接触事故など警察から事故証明を貰う事故が発生した時、万が一車両を損傷してしまった場合に補償されます。加入会費はレンタル料金の20パーセントで、BESV PSA1の場合、1日料金の場合は1200円、1週間料金の場合は3800円、1ヶ月料金の場合は4600円です。
盗難補償は、万が一レンタルした車両が盗難された場合に補償されます。加入会費はレンタル料金の10パーセントで、BESV JF1の場合、1日料金の場合は600円、1週間料金の場合は1900円、1ヶ月料金の場合は2300円です。
ロードサービスは、メカトラブルなどで走行不能になった場合や、チェーン切れで走行不能になってしまうなどのトラブルで利用できる搬送サービス。加入会費は1ヵ月まで2000円です。
レンタルオプションでは、万が一の頭を守るためのヘルメット、荷物を載せることができるリアキャリア、ビンディングシューズを持っている人なら有効活用できるSPD、ペットボトル飲料を車体に装着するためのボトルケージをオプションで用意しています。料金はヘルメットは1週間で500円、リアキャリアが2000円、SPDペダルが1000円、ボトルケージが500円です。
CycleTrip BASEのレンタサイクルは店舗だけでなく、有料で宅配サービスを実施しています。宅配可能エリアは東京都では台東区、墨田区、荒川区、千代田区、文京区、中央区、足立区、葛飾区、江東区、港区、江戸川区、北区、目黒区、品川区、豊島区、板橋区、練馬区、新宿区、中野区、世田谷区、大田区、渋谷区、杉並区、三鷹市、武蔵野市、調布市。千葉県では、松戸市、市川市、船橋市、千葉市、柏市の一部エリア。埼玉県では、草加市、川口市の一部エリア。神奈川県では川崎市、横浜市の一部エリアで、宅配サービスを行っています。料金は片道料金で最低2000円からです。
料金の支払いは、VISA,MASTER,DINNERS,AMEX,JCBの各種クレジットカード、交通系ICカード、QRコードでの支払いに対応しています。デビットカードを含む現金での支払いの場合、一般のレンタルではレンタル料金にプラス1000円が、長期レンタルではレンタル料金にプラス2000円が必要となります。長期レンタルの場合、50000円のデポジット(保証金)が必要で、返却時に車体に故障などがない場合など、車体に異常がなく返却された場合はデポジットは全額返金を行います。また、保険証にて勤務先や、学生証を確認した場合はデポジットは不要になります。
車体が軽くてサイクリングが楽しめるBESV JF1をCycleTrip BASEで乗ってみては如何でしょうか。
CycleTrip BASEでBESV JF1をレンタルしてみる
自転車・E-Bikeメディア「シクロライダー(https://www.cyclorider.com/)」を運営。現在はE-Bike、クロスバイク、折りたたみ自転車などを所有している。現在の主力自転車はE-Bike「Specialized Turbo Vado SL」