新型コロナの影響もあり、通勤・通学、サイクリングなど様々なシーンで電動アシスト自転車やE-bike(電動アシスト付きスポーツ自転車)のニーズが高まっています。フードデリバリーの配達員にとっては、効率的な配達のためにバッテリーの容量は重要な問題となります。
走りながら充電する回生充電が話題のブリヂストンTB1eが大変人気ですが、これも航続距離の長さが大きな魅力の一つです。
バッテリーを回復し続ければずっと走り続けられる、というのは夢のような話です。
しかし、電気を使うことなくアシストしてくれる「フリーパワー」なるものが存在します!
新しいアシストの仕組み「フリーパワー」をご存知でしょうか?
フリーパワー自転車はサイクルオリンピックという関東の自転車店でのみ購入することができましたが、2020年から全国での取り扱いがスタートしました。
今後、普及が期待されるフリーパワーについて、レンタルする方法やロードバイクなどへの取り付けについてもご紹介していきます!
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「FREE POWER(フリーパワー)」とは
「フリーパワー」は、ペダルを踏み込む力でギアに内蔵されたシリコンを圧縮し、その反発力を利用して推進力を生みだす世界初のギアシステムです。これにより体への負担を軽減しながら漕ぐ力をアシストしてくれます。10年以上の期間を経て開発された特許技術になります。自転車店サイクルオリンピックが販売しています。
「CYCLE OLYMPIC(サイクルオリンピック)」について
関東で展開するスーパーマーケット「Olympic(オリンピック)」のグループ会社で、プライベートブランド自転車の開発・販売から整備・修理まで行っている自転車店になります。オリジナル自転車については、シティサイクルだけではなく、スポーツタイプのクロスバイク(LOV_ONEシリーズ)や小径車(Root One)といった幅広いラインナップがあります。
「フリーパワー」の3つのタイプ
フリーパワーは、シリコンの硬さによって乗り心地が変わります。ソフト/ミディアム/ハードの3種類から自分に最適な硬さを選びます。店舗で試乗することで、実際に乗り心地の比較をすることができます。
(乗ってみた感想)
一番硬い「ハード」を搭載したクロスバイクを乗ってみましたが、印象としてはフワフワした不思議な感覚でした。アシストされる感覚はそこまで強くはありませんでしたが、シリコンの反発によるフワフワした感じで坂道での負荷が軽減されているかもという感じです。この独特の乗り心地がクセになるかもしれません。
「フリーパワー」購入方法
フリーパワーは、店舗での購入になります。店頭で「自分の自転車」「お店で選んだ自転車」にフリーパワーを取り付けるか、「フリーパワー搭載車」を購入するかになります。
特徴的なのが、フリーパワーはギアシステムなので、搭載可能であれば「自分の自転車」であっても取り付けることができることです。自分の自転車をフリーパワー仕様にできるのは魅力的ですね!
フリーパワー仕様にできるかどうかは、店頭に自転車を持っていけば無料で専門スタッフが確認してくれます。
これまでは関東にしかないサイクルオリンピック店頭でしか購入できませんでしたが、2020年からイオンバイクなど特約店となっている対象の自転車店では取り扱いがスタートしました。ぜひ最寄りのフリーパワー取り扱い店をお探しください!
「フリーパワー」自転車ををレンタルする方法
フリーパワーの乗り心地を左右するシリコン硬度を選ぶ際に、店頭で試乗をすることができます。しかし、じっくりと乗り心地を検討するには試乗では不十分と感じる人もいるでしょう。
個人のスポーツ自転車を貸し借りできるシェアリングサービスCycleTripにフリーパワー搭載車の登録があります。
このサービスを利用して1日~1カ月以上の長期レンタルすることで、実際の乗り心地を試すことができます。
ロードバイク×「フリーパワー」
フリーパワーはギアシステムなので、ロードバイクに付けたいと思った人もいるかもしれません。ギアが装着できれば可能です。シェアサービスCycleTripでは、フリーパワー搭載のロードバイクもレンタルすることができます。
他ではレンタルできない面白い車両なので、ぜひお試しください!