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電動アシスト自転車/Eバイク通勤入門 その3 通勤時に欲しい物、通勤を行う際に覚えておきたい事を紹介
- 2021/3/18
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電動アシスト自転車やE-Bike通勤の3回目は、電動アシスト自転車、E-Bike通勤の注意点を紹介します。ママチャリやクロスバイク、ロードバイクなどの人力自転車とは違い、電動アシスト自転車やE-Bikeはモーターとバッテリーのチカラでアシストしてくれるため、人力自転車よりも色々な意味で自由です。そのため、その自由さを活かし、通勤時に欲しい物、通勤を行う際に覚えておきたい事を紹介します。
電動アシスト自転車、E-Bike通勤で揃えたい物
夜間走行の必需品 ヘッドライト
自転車を夜間に運転する際に必要な物の1つがヘッドライト。車体前方に装着して前方の道路を照らすヘッドライトは、一般的なスポーツ自転車はオプションで用意されていることが多い。しかし、電動アシスト自転車やE-Bikeの場合、最初から装備されていることが多いです。
電動アシスト自転車やE-Bikeに搭載されているヘッドライトは、一般的な自転車用ヘッドライトとは違い。車体に装着されているバッテリーを使用しています。一般的な自転車用ヘッドライトに使われている乾電池式や充電式電池とは違い、電動アシスト自転車用バッテリーは容量が多いため、電池切れをほぼ気にしないで使うことが可能です。
E-Bikeに関しては、ヘッドライトが装備されていないモデルも多くありますが、シマノ製ドライブユニット搭載車やボッシュ製ドライブユニット搭載車などは、社外品でヘッドライトも用意されています。このようなヘッドライトを使用すれば電池切れに悩まされずにヘッドライトが使えます。
ヘッドライトと同じく夜間走行では欲しいテールライト
テールライトは自転車後方部を点灯させるライトのこと。これは、自転車で走行中に他車に認識させるのに必要な部品です。E-Bikeや電動アシスト自転車の場合、テールライトは装着されていない、ソーラータイプのテールライトを装備、電動アシスト自転車、E-Bikeのバッテリーから接続して電気を供給する方法の3つがあります。
テールライトが装着されていない場合、基本的には後付式のテールライトを装着する必要があります。後付式のテールライトは、電池の入手が用意な電池式、気軽に充電できる充電式、つけっぱなしでも可能なソーラー充電式があり、必要に応じて選びましょう。
ソーラータイプのテールライトに関しては、ブリヂストンサイクルやパナソニック、ヤマハ発動機の電動アシスト自転車に多く使われている方式。配線と電池交換いらずなのが特徴です。
バッテリーから接続して電気を供給する方法は、高価なE-Bikeに使われている方式。電源をつけるだけでライトが点灯するため、安心感が高いのが特徴です。E-Bikeに関しては、テールライトが装備されていないモデルも多くありますが、シマノ製ドライブユニット搭載車やボッシュ製ドライブユニット搭載車などは、社外品でテールライトが用意されていますので、このようなテールライトを使用すれば電池切れに悩まされません。
万が一転倒したとき頭を保護するヘルメット
自転車で走行する際、ヘルメットは万が一転倒した場合、頭を守るための装備です。自転車用ヘルメットと言えば、一般的には、とんがった形状を採用したレース用ヘルメットや、学生の通学用のお椀のようなヘルメットを思い浮かべると想います。しかし、今は普段着にも合うヘルメットが登場しており、そのようなヘルメットを選べば違和感が無いでしょう。
自転車が盗まれないために必要な鍵
電動アシスト自転車やE-Bikeは車種によってはカギが標準で付いている物や付いていない物があります。
ママチャリタイプの電動アシスト自転車の場合、一般的には鍵が最初から装備されています。特に高価なモデルは盗難しにくくするために、ピッキング対策を施した物もあり、安心感が高いのが特徴です。
E-Bikeの場合、鍵はオプションの場合が殆どです。鍵は様々な物があります。常に目の届く場所に駐輪する場合、ワイヤーロックなどの簡易なカギでも大丈夫かもしれません。しかし、長時間の駐輪を行う場合は、頑丈なU字ロックなどを選ぶことをオススメします。また、AlterLockなど、盗難防止アラームを使うのもオススメします。
パンクを予防するために行いたいこと
自転車通勤で大敵といえるのがパンクです。パンクには、空気をいれる量が少なくて、段差でチューブをかんで穴があいてしまう「リム打ちパンク」。尖った物が突き刺さる「突き刺しパンク」などがあります。
数あるパンクの中でも多いのが「リム打ちパンク」。リム打ちパンクの対策で一般的なのは日頃から空気を入れることです。沢山の空気を入れることで、段差を通過してもリム打ちが発生しなくなります。タイヤの空気に関しては定期的に入れることをオススメします。
突き刺しパンクの対策に関しては、頑丈なタイヤを装着することです。電動アシスト自転車は高価なモデルになると、最初から突き刺しパンクにも対応する頑丈なタイヤを装備しています。タイヤが消耗して交換する場合、安易に低価格のタイヤを装着するのではなく頑丈なタイヤを装着して突き刺しパンクに対応するのも1つです。
パンク対策に関してはE-Bikeに関してもリム打ちパンクはタイヤの空気を定期的に入れる。突き刺しパンクは頑丈なタイヤを最初から装着するのをオススメします。
家に空気入れ、チェーンオイルやチェーンオイルがあると便利
家においていると便利な物が、空気入れやチェーンオイルでしょう。
空気入れはタイヤの空気を入れるのに必要なメンテナンス用品。タイヤの空気はできるだけ出発前には必ずチェックすることをオススメします。また、少しでも減っている時は、パンクリスクなどを考えて空気入れでチューブに空気を入れて、適正な空気圧まで充填してから乗車したほうがいいでしょう。
また、定期的にチェーンの注油を行うためのチェーンオイルや、車体をきれいにするクリーナーなどを用意しておくのもオススメです。
電動アシスト自転車やE-Bikeを使用する際は取り扱い説明書をよく読む
電動アシスト自転車やE-Bikeを使う場合、初めての時は事前に取り扱い説明書をよく読んでおきましょう。電動アシスト自転車やE-Bikeは、一般的な自転車とは違い、車種ごとに取り扱い方法が違うため、初めて乗る前は、一度は隅々まで読んでおきましょう。また、取り扱い説明書には正しい使い方やお手入れの方法が書いてあるため、なくさないようにしましょう。
自転車を置く場所は会社?駐輪場?
電動アシスト自転車で通勤を始めるにあたり、重要なのが、自転車が置ける駐輪場です。駐輪場が無いと常時駐輪する場合、自転車が盗まれたり、撤去される危険があります。自転車通勤する場合、職場などに自転車を停めて置くスペースがあるか事前に確認しておく必要があります。
また、駐輪場を利用する場合、駐輪場の状況に関しても確認しましょう。駐輪場に屋根はあるか、常に管理人がいるか、監視カメラがあれば比較的安心です。しかし、無人の駐輪場だと盗難やいたずらが心配になるため、できるだけ使わないほうがいいでしょう。
駐輪時の盗難対策で一番有効なのは、トランクルームや個室型駐輪場を使う方法です。この方法は、盗難の不安や雨風による車体のダメージが少なくなるため一番安心な方法です。特にトランクルームは、自転車専用ではなく汎用性が高いため、自転車以外の物を置くことができるため、様々な事に使用できます。欠点は料金がそれなりにすることと、場所によっては見つけることが難しいことでしょう。
走る道は、大通りだけではなく小さい道も考える
自転車通勤を行う際、どうしても車や人通りが多い大通りを走ることが多いです。しかし、このような道は、通勤時だと人や車が多いため、通勤途中で事故に遭遇する危険があります。通勤のように、ある程度道のりが固まっている場合、人通りが多い道を走るのではなく、できるだけ人通りが少ない道を走るのが良いでしょう。
一般的な人力自転車の場合、スポーツサイクルやロードバイクでも通勤場所に坂道を入れるのは躊躇する所。しかし、電動アシスト自転車やE-Bikeなら坂道に遭遇しても躊躇なく走ることができます。電動アシスト自転車やE-Bikeなら、通勤路に坂道を入れるのも1つです。
通勤ルートの選び方は、インターネット上にある地図サイトや、自転車NAVITIMEなどの自転車ルート検索アプリで調べることができます。一度、大体の距離とルートを調べて、時間に余裕がある休日を使い試走すればいいでしょう。こうすれば、走りやすい道に、交通量など、事前に把握することが可能です。
通勤時の服装はどうすればいい?
通勤時の服装は、電動アシスト自転車やE-Bikeの場合、比較的自由なのが特徴です。アシストパワーを上げた状態で走る場合、脚力や心肺機能を抑えた状態で走ることができるため、比較的汗がかきにくいです。そのため、スポーツ自転車での通勤にありがちな、自転車専用ウェアを着る必要も少ないです。
しかし、夏場など汗をかきやすい日は、着替えを用意した方が良いでしょう。暑い日は速乾性に優れる自転車用のウェアにすれば、職場についたあと干しておけば、帰りは乾いた状態で、また着て帰ることが可能です。
冬場に関しては、一般的な防寒対策で十分でしょう。電動アシスト自転車やE-Bikeは、オートバイのように高速で走るわけではないため、極端なほどの防風対策を施さなくてもよく、アシストモードを最大アシストにして走れば、人力スポーツ自転車のように汗をかきすぎて、体が冷えてしまう事もなく走ることができます。
最近では、ビジネススーツにもストレッチ機能や速乾性に優れた機能性スーツなどが用意されてあります。このような衣類は人力自転車だけでなく、電動アシスト自転車やE-Bikeでも扱いやすいため、なるべく選ぶと良いでしょう。
ズボンの裾がチェーンにあたって汚さないように裾止めのバンドも用意しましょう。裾バンドは100円ショップから自転車専門店で販売されている物まで様々ありますが、自転車専門店で購入できるブランド品のほうが作りが良いためオススメです。裾バンドの選び方に関しては、細めの物を購入するより、比較的幅が広い物を使うのがオススメです。
一般的な人力自転車よりも自由に動き回れる電動アシスト自転車やE-Bikeは非常に便利で楽しい乗り物です。価格は一般的な人力自転車よりも高価ですが、それを上回る価値はあります。しかし、電動アシスト自転車やE-Bike通勤で実際に使うとなると、使い心地が気になるでしょう。そこで、Cycletripを使って、一度は電動アシスト自転車やE-Bikeを体験してみては如何でしょうか。
自転車・E-Bikeメディア「シクロライダー(https://www.cyclorider.com/)」を運営。現在はE-Bike、クロスバイク、折りたたみ自転車などを所有している。現在の主力自転車はE-Bike「Specialized Turbo Vado SL」