レンタサイクルでロードレースやサイクルイベントに出場できる?競技やイベントで使用できるレンタサイクルを紹介

自転車に乗って特定のコースを走るサイクリングイベントが全国各地に存在します。サイクリングイベントに参加するメリットと言えば、自転車の楽しさを味わうことはもちろん、同じ趣味を持つ人たちと交流する機会にもなるでしょう。

サイクリングイベントに参加するには、まず自分のレベルや目的に合ったイベントを選ぶことが大切です。初心者や家族連れの場合は、距離や難易度が低く、景色や食事などを楽しめるツーリングイベントがおすすめです。中級者以上の場合は、タイムや順位を競うレースやラリーイベントに挑戦してみるのも良いでしょう。また、自分の好きな地域やテーマに沿ったイベントを探すのも一つです。

そんなサイクリングイベントですが、日本にはどのようなサイクリングイベントがあるのでしょうか。ここでは、様々なサイクリングイベントやレースを紹介します。

サーキットコースを長時間走るエンデューロレース

 

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耐久レースは決まった時間内でできるだけ多くの周回を目指す競技として人気があります。初心者から上級者まで、さまざまな時間設定や個人戦、チーム戦で参加することができます。本気で勝つのも良いですし、完走を目指すのも一つの方法です。

ソロカテゴリでは自分一人の力でどれだけ走れるかを試す楽しみがあります。公道とは違って信号待ちなどのストップがないので、短い2時間から始めて、次第に長い時間に挑戦するといいでしょう。一方で、チーム戦ではメンバーが交代で走り、待機中はピットで休憩したりアップしたりします。待ち時間にはバーベキューを楽しむチームもあり、コミュニケーションを楽しみながら競技ができます。

特に、普段レーシングカーが走るような本格的なサーキットでの耐久レースもあり、集団走行がしやすく、スピード感も体感できるので非常に楽しいです。

 

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そんなエンデューロイベントでも有名なイベントの1つがスズカ8時間エンデューロです。スズカ8時間エンデューロとは、日本の鈴鹿サーキットで毎年開催されているレースイベント。このレースでは、個人またはチームで8時間の間にサーキットを何周できるかを競います。サーキットの長さは5.8kmで、高低差が約40mあります。レース中には自由にピットインや交代ができますが、最終ラップに入る前には必ず最後のライダーが決まっていなければなりません。

8時間と4時間のエンデューロは、定められたコースを何周も回って、所定の時間が過ぎたら競技を終了します。順位は走行した周回数とゴール着順で決まります。チームで参加する場合は、次の走者にチーム用の計測タグを渡してリレー形式で行います。スタートはオートバイが先導するローリングスタートで、カテゴリーはソロとチーム対抗があり、チームの人数にもいろいろな規定があり、自転車はチーム内で共有可能です。選手交代は各チームのピット前で行い、ピットレーンは特定の時間に一時閉鎖されます。

また、アタック240とは、一人でサーキットを40周する競技で、スタートもローリングスタートです。順位は規定時間内にどれだけ周回したかで決まります。レースの途中経過はリアルタイムで確認でき、制限時間が過ぎたら新たな周回はできませんが、途中で制限時間となってもその周回はカウントされます。周回数の管理は選手自身の責任で、完走証も発行されます。

スズカ8時間エンデューロ (powertag.jp)

完走を目指すロングライドイベント


自転車のロングライドイベントとは、一般的には100km以上の距離を走るサイクリングイベントのことを指すのが一般的です。このようなイベントは、タイムや順位を競うレースではなく、完走を目指すものが多く、その土地の景色やグルメを楽しみながら、自分のペースで走ることができます。

日本では、春から秋にかけて各地でロングライドイベントが開催されており、例えば、琵琶湖を一周する「びわ湖一周ロングライド」や、富士山の麓を走る「富士山ロングライド」などが有名です。海外では、ハワイで行われる「ホノルルセンチュリーライド」が人気です。

ロングライドイベントは自分の体力や脚力に合わせて、適切なコースや距離を選ぶことが大切で、ロングライド初心者の方は、60km~80km程度のコースから挑戦してみると良いでしょう。

ロングライドイベントは様々な物がありますが、有名なロングライドイベントの1つが淡路島ロングライド150。淡路島ロングライド150とは、淡路島を一周する約150kmの自転車イベント。このイベントは淡路島を一周する、通称「アワイチ」と呼ばれるサイクリングイベントで、制限時間内に完走を目指すという非競技性の大会です。参加者は毎年、全国から数多く集まり、海沿いを走る爽快なコースや山岳地帯のアップダウンを楽しみながら、自然豊かな淡路島を堪能します。

スタートは、明石海峡大橋を渡ってすぐの国営明石海峡公園から。最初の区間は東海岸を走るほぼ海沿いのルートで、高低差も少なく、ウォーミングアップにぴったりのフラットなコース。その後、待ち受けるのは、立川の峠。ここは最初の難関であり、平均勾配が8%という厳しい上り坂が続きます。峠を越えると、「ナゾのパラダイス(立川水仙郷)」などの有名スポットも目の前に広がります。この後も、沼島など自然の名所や神話にちなんだスポットが点在し、参加者はその美しさに癒されながらも、体力的な試練に立ち向かいます。特に、灘エイドステーション(灘AS)から次の慶野松原ASまでの約37kmの区間は、平均勾配が8~11%、最大勾配は15%にも達する手強いアップダウンが続きます。しかし、その先には見渡す限りの白砂青松が広がる美しい景勝地「慶野松原」があり、その美しさは参加者の疲れを吹き飛ばしてくれます。ゴールの国営明石海峡公園に到着すると、オフィシャルDJが祝福コールで参加者を迎え、その成果と達成感を共有します。総距離150kmに及ぶこのイベントは、自然と人々の温かさを感じられる場として、多くのサイクリストに愛されています。

2023淡路島ロングライド150公式WEBサイト (awajishima-longride.jp)

上り坂を走るヒルクライムレース

 

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自転車のヒルクライムレースとは、山や丘陵の上り坂に設定されたコースを走るタイムレースのことで、一般的には、スタートよりゴールの標高が高いコースで行われます。

ヒルクライムレースの魅力は、自分のペースで走れることや、登り切ったときの達成感や景色の美し、上り坂では速度が遅くなるため、落車や接触の危険性が低く、安全に参加できるのが魅力です。

ヒルクライムレースに挑戦する際は、防寒着やヘルメットなど、気温や安全性に配慮した服装をすることも忘れないでください。日本では、乗鞍ヒルクライムやMt.富士ヒルクライムなど、有名なヒルクライムレースが多数開催されています。

 

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乗鞍ヒルクライムレースは、長野県松本市の乗鞍高原で行われる自転車のヒルクライムレース。このレースは全長20.5km、標高差1,260m、平均勾配6.1%で、ゴール地点の標高は国内舗装道路最高点の2,720mに位置します。1986年から開始され、日本で最も歴史の長い自転車ヒルクライムレースの一つとされています。毎年8月最後の週末に開催され、乗鞍観光センターから岐阜県の県境まで上るコースで、ヒルクライムの醍醐味と自然豊かで雄大な乗鞍高原を自転車レースを通じて体験できるのを売りにしています。

水泳やランニングなども行うトライアスロン

トライアスロンは水泳、自転車ロードレース、そして長距離走の三つの種目から成り立っている競技です。その起源は比較的新しく、1974年にアメリカで初めて開催されました。

競技の一つ目は水泳で、選手たちは海やプールといったさまざまな環境で泳ぎます。特に泳ぎ方には制限がないため、選手は自分の得意なスタイル、例えばクロールや平泳ぎなどで挑むことができ、泳ぎにおいても多様性が保たれています。

次に、自転車ロードレースが続きます。選手たちはあらかじめ設定されたコースを自転車で駆け抜けます。この段階では空気抵抗を減らすためにロードバイクやトライアスロンバイクが使用され、高速で効率的にコースを進むことが求められます。

最後に行われるのは長距離走。ここでもコースはあらかじめ設定されていますが、この時点で選手たちは既に身体に負荷がかかっています。それゆえに、普段から疲れた状態での走り方を練習しておくことが非常に重要となります。

トライアスロンの競技距離にはいくつかのバリエーションがあり、スタンダードディスタンスでは、合計51.5km(スイム1.5km・バイク40km・ラン10km)を競います。一方、スプリントディスタンスは合計25.75km(スイム0.75km・バイク20km・ラン5km)で行われます。さらに、ロングディスタンスと呼ばれる形態もあり、その一例としてアイアンマンレースがあります。このレースでは、合計約226km(スイム3.8km・バイク180.2km・ラン42.2km)を競います。

トライアスロンは、2000年のシドニーオリンピックからオリンピックの正式種目とされ、日本国内では2009年の「トキめき新潟国体」から国体の公開競技となっています。このような本格的な競技がある一方で、全国でアマチュアのトライアスロンイベントが開催されています。また、デュアスロンというトライアスロンのスイムをランニングに代えて行う競技もあります。

レンタサイクルでレースやロングライドなどのサイクルイベントに出場することはできるのか


エンデューロレースやヒルクライムレース、ロングライドイベントに参加する際、イベントに対応した自転車を持っている必要があります。しかし、イベントに出場しようとしても自転車を持っていない場合や、自転車が壊れてしまったためイベントに参加できないという事例もあるでしょう。そのような時、少なくない人がレンタサイクルを使おうと思うかもしれません。

しかし、レンタサイクルでは、規約によってレースやロングライドなどのイベントに参加できない事があります。これは、競技で利用の場合、車両へのダメージへの予想がつかず、次回以降のレンタルに関しての安全性の担保ができないためです。そのため、少なくないレンタサイクルの運営企業が競技での利用を禁止しています。

また、レースではないロングライド等のイベントでの使用も競技扱いになることがあるため、ロングライドイベントでレンタサイクルを借りる際は事前に相談しましょう。

CycleTrip BASEではレースやサイクルイベントで使用可能なレンタルロードバイクを用意

レンタサイクルは競技利用の貸出を行っている所は少ないですが、CycleTrip BASEではレース使用可能なレンタルロードバイクを用意しています。

2023年11月1日現在、レースやサイクルイベントで使用可能なレンタルロードバイクはGIANT CONTEND AR4。CONTEND AR 4は、従来のアルミロードバイク「CONTEND」を基に開発されたロードバイク。荒れた路面での走行において安定性と走破性を大幅に向上させるため、AR専用アルミフレームを採用しており、高めのスタックハイトと最大38mm幅までのタイヤが装着可能なフレーム設計が採られており、アドベンチャーサイクリングに新たな可能性をもたらす、まさに新コンセプトのオールロードバイクとなっています。

フレームの素材以外にも、多くの先進的な技術が組み込まれています。フロントフォークは「アドバンスドグレード」のカーボン製で、この高品質な素材によって剛性と軽量性が両立されています。これにより、激しい走行でもしっかりと路面をつかみ、快適なハンドリングが可能になっています。

また、ブレーキにはワイヤー式ディスクブレーキが標準装備され、前後12mmのスルーアクスルとフラットマウントの最新規格に対応しています。これによって、より確実な制動力が得られ、安全性が高まっています。

変速機に関しては、シマノの「CLARIS」が採用され、シフト段数は16速となっています。快適性にも妥協しておらず、タイヤは幅広の32Cが用いられ、D-FUSEシートポストと組み合わせることで、路面からの衝撃を効果的に吸収します。これにより、長時間のライドでも疲れにくいのを売りにしています。


GIANT CONTEND AR4は、本格的なサイクルロードレースに使うようなロードバイクではないため、レースで順位を争うような使い方を行うのは不向きです。また、CONTEND AR4はタイヤが太いといってもオフロードでの走行は想定されていないため、泥道を走るシクロクロスレースや砂利道を走行するグラベルロードレースには対応していません。

競技で使う際にオススメなのが、今回紹介したエンデューロレース、ヒルクライムレース、完走を重視したロングライドです。エンデューロレースやヒルクライムレースは競技を行ったことが無い初心者でも比較的参入しやすいジャンルです。ヒルクライムレースに関してもギアは比較的軽いギアが装着されており、帰りで下り坂を走る場合もディスクブレーキを装備しているので、安心して下ることができます。

ロングライドに関してはCONTEND AR4が有利でしょう。ロードバイクの走行感を重視しつつ直進安定性が高いため、長距離走行でも疲れにくい走りを楽しむことが可能です。

 

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また、GIANT CONTEND AR4の競技専用プランでは輪行も可能です。輪行とは、自転車を電車などの公共交通機関に載せて移動することを指し、自転車を折りたたむか分解して専用の輪行袋に入れれば、手回り品として電車やバス、船、飛行機に持ち込むことができます。輪行は不慣れな場合だと、車体を痛めたり壊してしまう恐れがあるので、多くのレンタサイクルショップでは輪行不可が多いですが、GIANT CONTEND AR4の競技専用プランでは輪行を行うことができます。そのため、公共交通機関を使用してレースやロングライドイベントに行くことが可能です。

GIANT CONTEND AR4の競技専用プランは1日9,900円で2日目以降は6,600円、1週間で23,100円、1ヶ月で36,300円です。また、レンタル料金とは別にデポジット(保証金)が30,000円必要です。また、CycleTripで用意している各種保険、補償のサービスは適用外となります。また、事故や転倒により車両に破損等が発生した場合、他人を負傷させた、他人の物を壊した等といった事故に関しては、全てお客様側での責任となるため注意が必要です。

サイクルイベントやヒルクライムなどの気軽に楽しめるレースには興味はあるが、あいにく自転車が無い場合は、CycleTrip BASEでGIANT CONTEND AR4の競技専用プランで楽しんでみては如何でしょうか。因みにCycleTrip BASEではCONTEND AR4以外の競技用車両プランの導入を考えております。

【競技専用プラン】Giant CONTEND AR 4(Claris)のレンタルプラン|CycleTrip BASE 秋葉原店

  • CycleTrip BASE Akihabara
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  • 〒460-0012 愛知県名古屋市中区千代田2丁目6−14

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