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ウーバーイーツ向けの電動アシスト自転車/E-Bikeの選び方 注目モデルも紹介
- 2021/1/21
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CycleTrip×シクロライダーコラボレーション記事
ここ最近、街中でよく見るようになったモノと言えばウーバーイーツなどのフードデリバリーでしょう。フードデリバリーでは、配達に自転車や原動機付自転車を使われていますが、この業種で注目されているのは電動アシスト自転車です。
なぜ、フードデリバリーで自転車や原動機付自転車ではなく、電動アシスト自転車が使われるのでしょうか。
一番大きいのは利便性です。フードデリバリー業務を行う人は、一日中走るため、一般的な人力自転車では疲労が大きく、次の日も走るのが難しいという問題があります。一方で原動機付き自転車の場合、自力で漕ぐ必要がないため、一日中デリバリー業務を行うことができますが、街中にある一方通行や駐輪禁止の問題があるため、不便な面があります。人力自転車よりも疲れにくく、原動機付き自転車よりも自由に移動できる電動アシスト自転車やE-Bikeが注目されているのです。
そこで気になるのがフードデリバリーで使いやすい電動アシスト自転車の選び方です。電動アシスト自転車は、大手自転車ブランドを中心に様々なモデルが売られていますが、どのような自転車を選べば良いでしょうか。今回、フードデリバリー業務でE-Bikeのレンタルを行っているCycleTrip BASEに取材を行い、フードデリバリー業務に最適な電動アシスト
フードデリバリーでは小径自転車(ミニベロ)が扱いやすい
電動アシスト自転車には、様々な種類がありますが、フードデリバリー業務で人気が高いのは小径自転車(ミニベロ)タイプです。小径自転車タイプの電動アシスト自転車の人気が高い理由は、車輪が小さく車体サイズが小さくなるため、駐輪時にスペースを取りにくいミニベロが有利です。
小径自転車は、一般的な自転車と比較した場合、車輪が小さいため、惰性でのスピード維持が比較的短いという欠点がありますが、モーターによるアシストを行うことで街乗りでは、小径自転車の欠点を解消しています。
車体は、シティサイクルやファミリーサイクルなどのまたぎやすいカタチが良い
フードデリバリー業務で好まれている電動アシスト自転車やE-Bikeに好まれているのは、またぎやすい設計を採用した車体です。一般的なスポーツ自転車はトライアングルフレームという三角形の形状を採用したフレームを使うのが主流です。このような形状のフレームを採用する理由は、軽量性と高剛性を両立できるため主流となっています。多くのスポーツ自転車が、このような形状のフレームを採用しているのは、高い剛性と軽量化を行えるためです。
しかし、街乗りでは軽量性や高剛性よりも、乗降時の跨ぎやすさが重視される事もあります。特にフードデリバリーでは、配達で乗り降りを頻繁に行うので、跨ぎやすい車体を採用した電動アシスト自転車やE-Bikeが好まれます。
背中を楽にしつつ走ることができる「リアキャリア」があるとベスト
フードデリバリーでは、食事を運ぶ場合、背中にフードデリバリー用バッグを背負って移動するのが一般的です。しかし、バッグを背中に背負いながら長時間移動するのは、体に負担が大きいという問題があります。
そのため、長時間フードデリバリーを行う人は、リアにキャリアを装着し、フードデリバリー用バッグを載せて走る事があります。リアキャリアを装備するのが良いでしょう。また、リアキャリアを装備しない場合でも装備可能なE-Bikeを選びましょう。
長時間でも走行できる大容量バッテリーを搭載していると安心
フードデリバリーでは、一日中走行する事が多いためモーターアシストを長時間多用します。そのため、バッテリーの消耗が激しいため、バッテリーの容量が少ないと、途中でバッテリーが切れてしまい、配送業務を行うのが難しくなります。配送業務を行う場合、大容量バッテリーを搭載した電動アシスト自転車やE-Bikeを使うのをお薦めします。
USBポートを搭載しているとスマートフォンを長時間使用できる
電動アシスト自転車には、大容量バッテリーを搭載しているため、一部の車種にはUSBポートを搭載している物もあります。フードデリバリーでは、スマートフォンアプリを長時間使用するため、電池切れを抑えるため、モバイルバッテリーを使うする人も多いです。しかし、電動アシスト自転車にUSBポートを搭載すればモバイルバッテリーいらずで使うことができます。フードデリバリーを積極的に使うのなら、USBポートが付いたモデルを選ぶのが良いでしょう。
フードデリバリー向け電動アシスト自転車/E-Bikeをピックアップ
ここでは、CycleTripでシェアを行っている電動アシスト自転車、E-Bikeの中でもフードデリバリーに向いているモデルを紹介します。
ブリヂストンサイクル TB1e
ブリヂストンサイクルのTB1eは、定番のクロスバイクタイプの電動アシスト自転車です。
前輪に搭載されたドライブユニット「BSデュアルドライブ」は、回生充電機能が搭載されているのが特徴。ブレーキをかけたときや下り坂などで回復充電を行う機能を搭載。1回の充電での走行距離は最大130キロ。さらに回生充電機能を加えることで長時間走行できます。
またフロントモーターには、モーターブレーキも搭載しており、下り坂でも安心して制動できます。タイヤは27インチとママチャリなどで使われている形式。タイヤやチューブの入手がしやすいので、メンテナンスが用意なのも良いでしょう。
そして、通勤や街乗り向けの電動アシスト自転車のため泥除け、フロントライト、リング錠、スタンドを標準装備。万が一盗難されたときも、少しのお金で補償する3年間盗難補償も付帯し、12万9800円(税抜)とお手頃価格で購入できます。
フードデリバリーでは、価格が比較的お手頃なのと、回生充電機能に注目されているので、人気が高い電動アシスト自転車です。
- e-charity(東京23区内、神奈川、川崎エリア):https://cycletrip.jp/bike/detail/1000000334
- たくちゃん(東京都):https://cycletrip.jp/bike/detail/1000000302
- CycleTrip(東京都):https://cycletrip.jp/bike/detail/1000000487
パナソニック ジェッター
パナソニックの電動アシスト自転車の中で、スポーティなクロスバイクタイプの1つが「ジェッター」です。クロスバイクタイプの電動アシスト自転車の中では、バッテリーを車体中央部付近に装着し、流行のスポーツタイプの電動アシスト自転車「E-Bike」を意識したデザインを採用しており、TB1eよりもスポーティで軽快な車体設計なのが特徴です。
カラーリングは4色用意。さらに車体サイズを2サイズ用意しており、体に合ったサイズを選ぶことができるため、疲労が少ないサイクリングが期待できます。
一回での充電の航続距離は85キロで、フロントライトや、走行距離や1分間辺りのクランク回転数を表すケイデンス表示を行う多機能スイッチ、3年間盗難補償が付いていて、価格は16万5000円(税込)です。
フードデリバリー業務の目線から見た場合、TB1eと比較してやや高価で航続距離は短いですが、TB1eよりも軽快に走行できる利点があります。
CycleTripではジェッターは以下の場所でレンタルできます。
e-charity(東京23区内、神奈川、川崎エリア):https://cycletrip.jp/bike/detail/1000000428
VOTANI H3
VOTANIは、E-Bike専門ブランド「BESV」のエントリーブランド。BESVの技術を採用しつつ、街乗り向けの設計や部品をチョイスにすることで、お洒落なデザインを採用しつつ低価格を実現しました。
VOTANI H3は小径タイプの電動アシスト自転車。アルミフレームの車体には、センターバスケットを標準装備しており、ペットボトルやスナックなどを気軽に入れることができ、扱いやすいのが特徴です。また、フロントフォークにはサスペンションを装備しており段差での衝撃を吸収します。
アシストは、BESVのアシスト制御技術を採用し、オートアシストモードとして搭載。変速機は停車中でも変速可能な内装3段変速を搭載し、周囲の明るさを感知するオートライトや前後フェンダーを標準装備。一回での充電の航続距離は80キロで、価格は13万2000円(税抜)です。
フードデリバリーでは、小径ホイールの取り回しの良さに加え、泥除けやチェーンケース、フロントライトを装備しており実用性が高いのが特徴です。また、サスペンションも搭載しているので、段差の衝撃を和らげることができるため疲労が少なく運転が可能です。
VOTANI H3の特徴であるセンターバスケットは、ペットボトルやスナックを気軽に入れることができるため、ちょっとした休憩に役に立ちますが、跨ぎにくくなる欠点もあります。そのためフードデリバリーを行う人によっては、センターバスケットを外す人もいます。また、オプションでリアキャリアがあり、フードデリバリー用バッグを載せて運用する人もいます。
CycleTripではVOTANI H3は以下の場所でレンタルできます。
CycleTrip(東京都):https://cycletrip.jp/bike/detail/1000000481
VOTANI Q3
VOTANIは、E-Bike専門ブランド「BESV」のエントリーブランド。BESVの技術を採用し、街乗り向けのお洒落なデザインの低価格電動アシスト自転車ブランドです。
VOTANI Q3は小径タイプの電動アシスト自転車。アルミフレームの車体は、シティサイクルやママチャリ(ファミリーサイクル)に採用されている跨ぎやすいフレーム形状を採用しつつ、バッテリーを露出しないデザインにすることで、ファッショナブルなデザインとなっています。また、フロントフォークにはVOTANI H3と同じくサスペンションを装備しており段差での衝撃を吸収します。
アシストはVOTANI H3と同じくオートアシストモードと、変速機は内装3段変速を搭載。街乗りで重要なオートライトや前後フェンダー、リング錠も標準装備しています。一回での充電の航続距離は80キロで、価格は13万2000円(税抜)です。
フードデリバリーでは、小径ホイールの取り回しの良さと、泥除けやチェーンケース、フロントライトを装備しており実用性が高いのが特徴です。VOTANI H3と同じくサスペンションも搭載しているので、段差の衝撃を和らげることができます。
VOTANI H3と比較した場合、H3よりも、跨ぎやすいフレーム形状に、素早く鍵をかけることができるリング錠を搭載しています。またオプションでリアキャリアがあり、フードデリバリー用バッグを載せて運用する事も可能です。
CycleTripではVOTANI Q3は以下の場所でレンタルできます。
CycleTrip(東京都):https://cycletrip.jp/bike/detail/1000000472
Benelli TAGETE 27.5
Benelliはイタリア生まれのオートバイブランド。日本では2021年1月20日現在、E-Bikeや電動スクーター、オートバイの販売を行っています。TAGETE 27.5はBenelliブランドの電動アシストマウンテンバイク「E-MTB」です。
アルミフレームの車体には、オフロード走行可能な強度を持っており非常に頑丈なのが特徴です。フロントフォークにはオフロード走行が可能なサスペンションを装備しており、オフロードや街中の衝撃を吸収します。
BAFANG社のモーターを搭載したアシストは非常にパワフルで、大容量36V 11Ahバッテリーにより長時間走行が可能。一回での充電の航続距離は最大100キロで、価格は21万8000円(税抜)です。
フードデリバリーでは、低価格のE-Bikeでは、トルクが強いパワフルなBAFANG製M400ドライブユニット(定格出力250W、最大トルク80Nm)を採用しているため、楽に走ることができ、大容量バッテリーを搭載しているため、長時間走行ができます。価格も他のE-Bikeと比較して低価格で購入できるためフードデリバリーの中では人気のE-Bikeです。
また、タイヤも太いため乗り心地が良いだけでなく、パンクしにくいため、パンクトラブルによる遅れが発生しにくい、バッテリーにUSBポートがあるため、スマートフォンを充電しながら使うことができる利点もあります。
CycleTripではBenelli TAGETE 27.5は以下の場所でレンタルできます。
- CycleTrip(東京23区):https://cycletrip.jp/bike/detail/1000000420
- CycleTrip(愛知県):https://cycletrip.jp/bike/detail/1000000363
電動アシスト自転車は、大手自転車メーカーを中心に様々なモデルが売られており、短時間の試乗を行える店舗も存在します。しかし、実際に購入を考えている場合、短時間での試乗ではわからない事もあります。しかし、CycleTripでは様々な電動アシスト自転車やE-Bikeがレンタルできるので、購入前の試乗で借りる方法もあります。また、一部では実際にフードデリバリーでの使用を許可している所もあります。フードデリバリーで使ってみたいと思う人は、一度はチャットで聞いてみるのもいいでしょう。
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自転車・E-Bikeメディア「シクロライダー(https://www.cyclorider.com/)」を運営。現在はE-Bike、クロスバイク、折りたたみ自転車などを所有している。現在の主力自転車はE-Bike「Specialized Turbo Vado SL」