チューブ

チューブは自転車のタイヤの中にあるドーナツ状のゴム風船のようなもの。タイヤ内の空気を保持するため、浮き輪と同じ構造となっている。チューブの材質は、ブチルゴム、ラテックス、ポリウレタンなどがあるが主にブチルゴムが使われている。チューブを入れる利点は、チューブなしのノーパンクタイヤと比較した場合、空気が入っているため振動や転がり時の抵抗を抑えることができるため、100年以上にわたり使われている。

欠点は、段差でのリム打ちパンクが発生すること。また、異物が刺さってパンクした場合、大きな穴や裂け目が開いて、急激な減圧が発生する場合がある。そのため、高価格のスポーツ自転車では、チューブが無いチューブレスやチューブレスレディなどが登場しているが、コストや扱いの手軽さで、今でもチューブは残っている。

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